2021年振り返り
1年ぶりのブログになります。
弊社ONSECTIONの決算が12月末もあり、ちょうど振り返りと締めにもよいので自分の振り返りとともに1年の整理を行いたいと思います。
ちなみに会う人の8割強の人々には
「大江さん、釣りと音楽ばっかりして遊んでばかりなんでしょ?」
と言われすぎるので今年はどんなアウトプットを行ってきたのかを公開します。
ちなみに週3は朝7時半から仕事してますし、週に15回は定例MTしてますし、データー解析レポート作成、事業計画作成、研修役員執行会参加などちゃんと仕事やってるんですよ、、、、
FACEBOOKでは仕事の内容や普段なにをやっているか一切言わないのと金融や経済動向などの自分の考えなどしか記載していないのと、ツイッターでは普段の自分の考え方、インスタでは釣った魚の釣果報告と料理しか記載しないのですが、なぜか仕事の依頼や相談が多いです。
フォロワーの多さで勝負したり仕事こんなことやってますよーより、ソーシャルメディアって自分がどういう人間かを発信することでコアな共感いただける方とのつながりがなんだかんだ一番強かったりするんですよね。
さてこちらが振り返りです。
●2021年の業務
①WEBマーケティング
WEB系の戦略立案と全体像設計の依頼4割ほど
毎週の定例MTとプロジェクト管理、スタッフのマーケティング教育、広告代理店への適切な付き合い方と距離の作り方などを、10社ほど行っております。
うれしいことに僕が携わってから、WEB経由での仕事依頼が昨年対比5倍になったり、会社の利益の8割を占める状態になったり、ただの広告運用を行うだけでは達成できない数字作りを一緒にさせていただくことが多いです。
だいたいWEBマーケティングは経験上、損益分岐点を超え始めるのは最低でも1年半は見積っておく必要があり、短期で結果を求める会社さんとは僕は相性が悪いと思っております。
小手先の短期で結果を出す背策は色々ありますが経験上長続きせず、結果自分の首を占めるはめになるので、長く我慢し戦略を共有しお付き合いいただけると幸いです。
ちなみに2022年初頭にはホームページのリニューアル予定であり、お客様の声を複数いただいてり、マーケティングの依頼も多いのでCMOに特化したパッケージサービスも予定しております。
②コクピット経営導入
財務、管理会計導入、KPI、予実管理、資金調達の依頼3割ほど
創業から5年以内の中小、ベンチャー企業などのほとんどは管理会計、財務会計が整っておらず、その数字の実態を把握するためのKPI、予実管理も曖昧な内容が多いです。
そこを、現金主義を発生主義に切り替えたり、1か月半かかっていた、会計をの締めを5営業日で可能にするプロジェクトを実行したり、メガバンク、地銀、信金、公庫さんなどの特性を生かした、資金調達、事業計画書の作成などのサポートも行っておりました。
ちなみに事業計画を作る際は僕の場合3パターン松竹梅×3のシナリオを作りどの方向性に行ったとして覚悟をしておくことで慌てず意思決定を行うための、PL設計BS設計を作ります。
このシナリオパターン設計は、PL、BS、CFの華麗な関連性を熟知していないと、作れないのと、各部署のマーケティング、営業、製造開発、のKPIなどを的確に把握していないと作れません。
経営の意思決定をリアルタイムの数字を把握し迅速に行う+あらゆるシナリオにも対応できるオプションプランを用意をしておくなどをきちんと設計しておけば、経営に対するボラティリティにもそれほど覚えず経営を実行することができます。
僕はビビりな性格なので、このような実数を抑えないと、大きな投資に対する意思決定ができないのでスピード感がないに感じられる方もおられると思いますが、これも長期で見た場合は最適解だったりするのです。
③営業研修、テレアポ、営業ロープレ
こちらは2割ほど。WEBマーケティングがうまくいいくと
実は2つの自称が発生します
1,WEBから依頼がきても受注ができない受注フローがわからない、
営業フローがわからないなどの自称などが発生するのでこちらの、営業マニュアルと研修、ロープレなども受け持つことが多いです。
こちら例えば商材単価50万商材限界利益50%LTVは
・・・・・・・・・・・・・・・・
- 広告費100万
- リード獲得コスト1万
- リード100件受注率5%
- 受注件数5件
・・・・・アウトプット・・・・・・・・・・・
- 1顧客獲得単価20万
- 売り上げ250万
- ROAS250%(総売り上げ÷広告費)
- 獲得限界利益125万
- ROAP1.25倍(限界利益÷広告費)
こうなりますがこの受注率を営業研修とフローを見直すだけで4倍くらいにはざらになるので
・・・・・アウトプット・・・・・・・・・・・
- 1顧客獲得単価5万
- 売り上げ1000万
- ROAS1000%(総売り上げ÷広告費)
- 獲得限界利益125万ROAP5倍(限界利益÷広告費)
このような数字に変化し、営業フローなどをがちがち構築するだけで、広告費が4分の1になることなどがあります。
このような部分はWEBマーケッターや広告代理店の立場では絶対できない領域でもあるので研修を行うことが多々あります。
2,WEBマーケティングに限界がきている。
中小、ベンチャーにて、単一商品を取り扱いしている場合はだいたい広告費50万~300万ほどの使用で限界がきてそれ以上の伸びしろがなくなるケースがほとんどです。使おうと思えば使えまずはCPA、CPCがめちゃくちゃ悪化するだけです。
そこで、コールセンターの代行、メーリングリスト一斉送信、代理店営業、FAXDM、チラシ送付、テレビCMなどクロスメディアを活用したWEB以外の開拓ルート模索のサポートも依頼が多いです。
だいたいおすすめしているのが
- ・自社WEB集客4割(1.5割リスティング。1.5割SEO)
- ・WEB以外のアナログ、クロスメディア3割(営業、店舗。展示会その他)
- ・代理店、卸3割
このバランスで設計ができると、どこかのチャンネルがだめになっても、リスク分散ができているので、早期に立ち直ることが可能になります。
よく見てきたのがたまたま市場が急成長するタイミングになり売り上げも爆増しているときに・SEOのアップデートで売り上げ4分1になりました。・リスティング広告の出稿がペナリティでアカウントが3か月出稿できなくなりました。・amazonが手数料を上げてきました、送料の値上げがありました
などをくらい、倒産寸前になってしまった会社をWEBコンサルティング時代にたくさん見てきたのでお気を付けを。
④WEBディレクション
こちらは1割ほど
自分自身もともとWEBデザイン、コーディング、PHP、ECサイト設計、SEO設計などもおそらく500近いWEBサイト設計には携わていますので、だいたいの失敗パターンなどは熟知しております。業界歴が長く経験に長けたWEBディレクターが圧倒的に少ないので、なんだかんだ自分でやってしまったりします。
⑤ PMI、M&A
PMI、M&Aのご相談3件+実行1割
今年の年初のハイライトとしてまして、2011年の10年前自分が創業し、3年前に売却したRESEED社を今年1月にレスタス社の大脇社長に託したことです。
(これはFACEBOOKでも公開されている情報です)
合併してから10か月ほど経ちますが元々いたスタッフも新しいことに挑戦できたり環境が変わったのもあり、年末の忘年会でスタッフの顔を見ていましたが、活き活きと業務を行っており、創業者としては嬉しい気持ちでいっぱいです。グループシナジー効果が発揮できているのもあり、このままIPOに突っ走り、その後の長期成長も楽しみにしております。
僕はニュースになるような大型なEXITなどをした、大それた起業家ではありませんが、人様に必要とされ価値を感じていただける3方良しのゼブラな事業を作ってきた自負はあります。
創業者の自分が退任したとしても成長し続け、事業が大きなフリーキャッシュフローを生み出し、買った会社も売った会社、仕入先、従業員の皆が良かったといっていただけるモデルを構築することが起業家としての価値なのかなと思っているのでまだまだ、精進します。
⑥投資
投資今年のベンチャー投資は2件、ストックオプション1件。米国新規銘柄10件追加。
※ベンチャー銘柄は守秘義務により非公開
※米国銘柄
- ABT(アボットラボラトリー)+34%
- VZ(ベライゾン)-1.1%
- RWR(米国不動産RITE指数)+46%
- COST(コストコ)+81.7%
- JNJ(ジョンソン&ジョンソン)+3.4%
- PEP(ペプシコ)+40.6%
- PG(P&G)+39.2%
- BYND(ビヨンドミート)-53.8%
- QYLD(ナスダック100カバードコールオプションETF)+7.6%
- QQQ(ナスダック100指数ETF)+24.5%
今年1250万追加新規投資で現在値1490万で240万の20%含み益です。
今年は、コロナの回復前に向けてインフレ加速予測により、消耗品、医療、不動産、などに集中的に割安になっている時期に投資。
昨年はコロナショックのど真ん中で原油、石油、金融、不動産銘柄を多く投資したり、毎年、経済動向を敏感に予測しながら、堅く的確に投資をおこなっております。
こちらも銘柄以外に合計30銘柄以上は保有しており、分散もよく聞いおり大多数はETFで占めておりますが、時代のタイミングと財務分析も合わせて個別銘柄投資をおこなっております。
初心者などの方は基本はETFと投資信託の積み立て8割、個別銘柄+好きな会社の優待投資などをお勧めしています。
個別銘柄への投資は感情を押し殺して冷静に投資をする癖がないと、おそらくほとんど負けるだろうなと僕は思っているので基本おすすめしません。
有名なamazon創設者のジェフベソス氏が、バークシャーハサウェイのウォレンバフェット氏に
「なぜみんなあなたの投資戦略を真似ないんですか?」
「ゆっくり金持になりたい人なんていないよ」
という真実をついた言葉が有名で、福利の力を信じて、10年、20年の会社の未来を信じて投資することがいかに難しいかを表しています。
個別銘柄への投資のメリットは、政治、市場、経済の流れを敏感に情報収集する癖が身につくことと米国企業の優良企業と日本の優良企業との明確な財務戦略の違いの勉強になることにつきます。
こちらが実際の自分がやっている経営とコンサルティングに多いに役立ちます。
それ以外のメリットは得にないので、個別銘柄より精神的に安定性が高いETF投資をお勧めしている次第であります。
最近は法人での適切な投資対象がない余剰の剰余金を資産運用したいなどの相談も受けており、海外に自社サービスを展開するノウハウはないが、海外へのポートフォリオを構築しておきたい会社様からの相談も多数うけております。
ちなみに直近の世界経済懸念は日本の新政権交代により、日本の株式経済マーケットにも2022年は不穏な空気が流れており、世界のマーケットから取り残されるのではないかという懸念と、中国経済の共産への締め付けによる世界経済への影響派生のタイムラグがいつくるのか?と原油、資材高等による、大幅なインフレによる、スタグフレーションの長期化です。
ナスダック、ハイテクはなどのグロース株式はここ10年大きく寄与しましたが、今後の金利が上昇するとハイテク産業のPERが低下することから今後10年は、PBRとPERが低い、バリュー株が再評価され、EPSの成長率、FCFの成長率と安定性が高くBETA値が低く、市場ボラティリティの低い高い企業にマネーシフトが起こると予測しており、実際今年6月以降からその傾向が大きく見られました。
コロナ化の中DX化が世界で進み、世界中の生産性の向上に寄与した側面、物流、製造、インフラなどに大きな影響を及ぼし、資材も人も足りない中世界経済の仕組みが多きく変わろうとする大きなスイッチが入ったなと、世界中の指数を見ていて感じます。
それでは皆様2021年もありがとうございました。